実録…介護福祉士の現場の話

仕事の実体験 ホンネ

夜勤は嫌だ

今日の朝も私の大嫌いな利用者Aが

騒ぎ始めた。

 

夜勤時は職員1人しかいない。

私が働いているグループホーム

寝たきりではなくトイレ誘導すれば

ほぼ自分でトイレに行ける人達だ。

 

もちろん、足元がおぼつかなくて

転倒リスクある人もいるし、

ちょっと待っててくださいと言っても

待ったが効かずに歩いて行ってしまう人も居る。

 

トイレが2ヶ所しかないのに運悪く、3人、4人同時にトイレが重なる時も珍しくない。

 

トイレ争奪戦が始まる。ちょっと待ってください

と頼めば、待ってくれる利用者もいる。

 

待てない利用者Aはすぐに物置きの戸をバンバンと閉めて大きな音を立てて意思表示してくる…そういうことをしてくるのはA1人しか居ない。

 

その利用者Aが厄介で3秒以内に行かないと

車椅子をひっくり返したり、

大声を出して大騒ぎをする。

夜中にやられるとたまっもんじゃない。

 

しまいにはAは車椅子で自走して部屋から出てくることもある。

 

なぜ?必死こいて居室から出てくるかというと

◯◯さんを見てるから今いけません!!

と言ったことを本当かどうか確かめにくるという

徹底ぶり。

 

意地も悪いから職員の言った事も信用しない。

 

それも、職員によって態度が違う。

ちょっと待って!!と言えば

大人しく待ってなきゃ怖いと思う職員の時は

待っている。

 

自走できるなら、自分で勝手にトイレに行って

済ませればいいのにと

思うかもしれないけど、怒った時しか自走しない

 

普段は居室のテーブルから居室の洗面所まで

1、2メートルの距離でも職員を呼んで移動する。

自分でやるよりもやってもらいたいタイプの

利用者です。

 

そのくせ、夜中にトイレ誘導の時に

靴を履かせたりしようとすると

自分でできるから履かせないで!!

とか言ってくることもある。

そういう時はAは機嫌が悪い。

 

機嫌がよいときは

ありがとうねと言いながら

気分良さげにしている。

 

できるだけ、下手にでて

機嫌を損ねないように気をつけているが

何でスイッチが入るか予想できない。